以前から非常に興味を持っていた「30日間英語脳育成プログラム」。
この教材を実際に試す機会がありましたのでその時の様子をここにレポートします!
【1日目】
英語教材が今、自分の手元に。
名前は「30日間英語脳育成プログラム」。
耳からの情報を元に英語を学習する30日間のプログラムである。
今から30日後に自分がどうかわっているかが楽しみだ。
商品教材はテキストとCDが同梱されている。
まずはちょっとテキストをみてみようとページを開けると、
「この教材は音から学んでいくのを基本としているので、
音を聞き取る前に最初にテキストをみることはないように」
との注意書きが!
そうである。
この教材は耳からの情報を重要視した教材だった。
この教材の言うとおりである。
ここはグッと我慢。
指示通りに
青いラベルのデータCD-ROMをCDトレーにセットしてスタート。
「30日間英語脳育成プログラム初級編」は
10日間毎に「入門」「初級」「中級」と3つのレベルに分かれている。
したがってまずは入門レベルからのスタートとなる。
それでは早速1日目。
画面上で「ストーリー背景(※)」を把握した後に、
いよいよリスニング・スタート。
※ 文章を読む際、又はリスニングをする際に、
あからじめどのような内容が繰り広げられるかということを推測する作業は重要なステップ。
このステップを経てから内容にとりかかると理解度がグッと違ってきます。
この教材では、いかなる時でもこのステップが重要であることを教えているのでしょう。
教材の指示では、
『最低でも**回以上繰り返して聴くように』と書いてあります(えっ、こんなに沢山!?)。
先を急ぐ必要はない。
指示通りにじっくりと英語脳を作っていくことにしよう。
そして、
実際に聴いてみた結果。
内容はほぼ完璧に理解出来る。
しかし、ディクテーションで正直1,2箇所完全には聴き取れていないところが...
そして、その部分は何回聴いてもどうしても不明瞭(「もうどうしてもダメだ、」というくらいまで聞き続ける)。
ここで初めて英文チェック。
あ〜、そうだったのか。
ちなみにこの教材は「聴順直脳訳」といって、
耳から入った英語を和訳することなく英語のままそのまま理解することが
リスニングにおいては重要であると説いています(これはまさにそうの通り!)
。
仕上げは、音読とシャドーイング。
今までのステップで何回も同じ会話を聴いているので、英会話のリズム・抑揚は自然と覚えている。
この感覚が大切だと思う。
そして、実際に声に出してみる。
正直なんだか気持ちがいい。
きっと何回も聴いた結果、自分の話し方がネイティブのようにリズミカルになっているからなんだろう。
ちょっとさまになった話し方になっているのだ(ネイティブに一歩近づいた!?)。
さらにシャドーイングでネイティブのスピードについていけるようになっていたら、
英語が脳の中でかなりスムーズに処理されている証拠だと思う。
うんうん、この流れはけっこういい。
英語は耳から覚えるという理論は自分が最も支持する学習方法なのだが、
この教材はそれにスピーキングのトレーニングもプラスアルファしているところが良い。
30日間英語脳育成プログラム
【2日目】
1日目よりも短めの会話。
うん、今日の勉強時間は昨日と比べたらちょっと短めになるかな。
内容もしっかり聴き取れる。
バッチリ。
でも、ちゃんと聴き取れたからといってそこで聴くのを止めてしまってはダメ。
わかった後も聞き続けるのである。
それはなぜかというと、
英会話のリズム・抑揚を自然と体に染み込ませるためである。
体に英会話のリズムが染み込んでいれば、スピーキングが格段に良くなるのだ。
そして、簡単と思っていたディクテーションだが、細かい部分で何箇所か聴き取りをミスっていたのだ。
ちょっとショック。
このレベルの英会話でミスを犯すとは...
簡単なところでこそ清聴の大切さを身にしみる。
もし、自分のレベルが教材よりも上ではないかと感じたときこそ、
そこで手を抜くことなく細部にまで神経を行き渡らせる必要があると痛感。
それにしてもこんな短い会話をこんな集中して、しかもいろいろなことを気にしながら聞くなんて普通は無いですね。
どの単語を強調しながら話しているとか、イントネーションとか。
短い英文や英会話からでもその気になればいくらでも多くのことを学べるということですね。
(そして3日経過)
【5日目】
この教材を通してひとつ気が付いたことがある。
英語の発音は日本語の発音に比べると「ちょっと息が抜ける」というか、空気を発するような音の出し方だということ。
シャドーイングをしていた時にそのことに気が付いたのである。
日本語が口の中で発音するという感じなのに対し、英語は空気を外に出しながら音を出す感じなのである。
かっこいい発音をするためには、これはけっこう重要なポイントだ。
それにしても何度も聴いたり、声に出したし、シャドーイング(特にこれ!)は役に立つ。
声に出した時、自分の英語がさらにネイティブに近くなったような話し方になっていると感じる。
(ついに3分の1まで到達)
【10日目】
今日は「入門レベル」の最終日。
このレベルは自分にとってはかなりやさしいレベルではあった。
しかし、このレベルでも完璧でない部分もあることを自覚し、様々なことに気がつかされた10日間でもあった。
自分の場合は簡単な日常会話にはかなり慣れている。
会話を細部まで聞かなくても重要な単語や会話の流れで全体の意味がすぐにわかってしまうのである。
でもそこがある意味問題だったのである。
へたにわかってしまうために、簡単な会話ほど細部への注意力が弱くなっていたのである。
この問題はリスニングではさほど問題にはならないが、
スピーキングの時にこの細部の言い漏らしをしてしまう恐れがあるのである。
そんなことを再確認出来た有意義な最初の10日間であった。
英語─上達しないのは努力不足が原因ではなかった!
【11日目】
今日から3段階中の真ん中の「初級レベル」。
印象としては「入門レベル」との難易度の差はさほどないように思う。
そして、今日もいい感じでこなせた。
ヒアリングは完璧。
ところで、いつも思うのだが、日本人が「Really?」と発音すると、ちょっとネイティブと違うイントネーションになる。
日本語の「本当?」というときのイントネーションになってしまうんですよね(ほとんどの人が)。
今日の教材の英会話を聞くと、「やっぱりネイティブの言い方はこうだな」と思いました。
【12日目】
弱い音の聞き取りは若干弱いことに気が付かされる。
「
It」を弱く発音されると聞き取れないことがあるのだ。
また、「the」と「that」の違いも聞き分けずらいし、
「a」や「the」の違いも聞き分けずらかったりもする。
もちろん文脈から推測すればわかることなのだが、文法的に考える前に、音だけで完璧に聞き取りたいものだ。
でもこのたぐいの聞き分けはけっこう難しい。
ほとんど発音されていないこともあるので。
それと、自分では英語を話す際に抑揚をつけているつもりであったが、
教材と比較するともっと抑揚をつけたほうがいいことがわかる。
日々のシャドーイングのトレーニングがそれをわからせてくれた。
強弱をもっともっとはっきりとさせたほうが良さそうである。
大袈裟なくらいでちょうどいいのかもしれない。
(とうとう折り返し地点突破)
【16日目】
最近TVを観る際にもちょっとシャドーイングを意識しながら
(少なくとも登場人物のしゃべりのイントネーション・リズムは意識して)観るようにしている。
それが英語のリズムを覚えるいいトレーニングになるからである。
これを繰り返していると段々と英語のリズムが体に染み込んでいく感じがする。
それと英語のリズムを大切にリスニングをしていると、わからない単語があってもセンテンス全体の意味が「すっと」聞き取れたりする。
英語のリズムが身に付けば、リスニングも飛躍的に向上するということなのか!!??(これは新たな発見だ!)
このように、この教材をはじめたことによって教材自体での学習効果だけでなく、普段の英語の接し方も変えてくれた。
こういうきっかけをうまく作ってくれる教材とそうでない教材があるのですが、この教材は間違いなく前者ですね。
(それからさらに4日経過)
【20日目】
今日は「初級レベル」の最終日。
しかし、最初の一文は何度聞いてもそのように(正解通り)は聞こえない...
英文をチェックした後も「本当にそういっているの!?」って感じ。
しかし、自分で実際に声に出して言ってみると、
(100%同じ感じとはいかないまでも)なんとなくそれに近い感じの発音になるのである。
センテンスを目で見た時にはこんな感じで声にだすとは感じなかったが、
意識しながらひとたび口を開くとそうなるのである。
なんだか不思議な感じである。
ということは、ちゃんとネイティブの英語っぽく話すことが出来れば、
聞き取りもそれにともなって出来るということだろうか?
どうもそういうことらしい(今日もまた新しい発見!)。
英会話習得の最後の切札!
【21日目】
今日から初級編のなかの最終ステップ「中級コース」のスタート。
今までと比べてけっこうロングなカンバセーションになっている(2倍くらい?)だし、聞き取りにくいところも若干ある。
やはり少し上のレベル設定になっているのか。
※あとで長さを比べてみたら、だいたい1.5倍〜2倍くらいの長さになっているようです。
「入門レベル」と「初級レベル」はさほどかわらないが、「中級レベル」ではちょっとレベルに差をつける設定になっているようです。
【23日目】
今回のようなアナウンス系の英語はわりと聞きやすい(実は日常会話が一番聞き取るのが大変なんですよ)。
アナウンス系は聞き取りやすいようにクリアに話しますからね。
そうはいっても今回のはちょっと長めのセンテンスがあるので集中力は必要。
まあ、一応無難にはこなすことは出来ましたが。
このようなアナウンス系の英語が聞き取れるようになると、
英語のニュースやドキュメンタリー系の番組が理解出来るようになってきます。
わりとはっきりと、そしてきちんとした文型で話をしてくれますからね。
逆にドラマや映画なんかは、ボソボソと話したり、叫んだり、ささやいたり、
さらにスラング連発だったりと「かなり高い難易度」なのが普通です。
(それから5日後)
【28日目】
継続するということは生易しいことではない。
28日目にしてやはりそう思う。
ただ適当に継続するならまだましだが、
集中して、努力して、実力を上げようとしながら継続するのは相当のエネルギーが必要である。
しかし、費やしたエネルギーの量が進歩の量につながるのだと思う。
今日を含めて残り3日。
もし今までの努力をしていなくて、
今から3日間で30日分勉強をしろと言われたら、それは完全に「無理」である。
そんなエネルギーは残っていない。
見方をかえれば、それだけ「継続の力」とはすごいということだ。
毎日毎日、繰り返し、何回も何回も聞いたり、ディクテーションしたり、音読したり、シャドーイングしたり。
今までの努力は積み重ねたからこそ出来た業なんだとあらためて思ったのでした。
【29日目】
今日の英会話は、実生活でよくあるような話。
けっこう使えるかもしれません。
それに、29日目となると初日と比べると会話もかなり長めになっている。
このくらいがなんなく聞き取れれば、そこそこの英会話はこなせるのではないかと思う。
ちょっとした日常英会話はOKということである。
海外旅行だって楽しめるし、海外長期滞在や留学だって夢じゃない。
あとはこの教材のスピーカーと同じように発音、イントネーション、抑揚が出来ればさらに完璧である。
【30日目(最終日)】
ついにきました最終日。
この30日間の学習を通してディクテーションとシャドーイングの大切さ
(自分の場合は特にシャドーイングですね)を体感することが出来ました。
この教材での学習にとどまらず、
普段英語に触れる際にはこのことを意識することにより
英語力が格段にアップするのではとも予感させてくれました。
それでは、最終日スタートです!
今回の内容には「比喩」が出てきます。
英語での実生活で手をこまねくのがこの「比喩」と、あと「ジョーク」というやつ。
抽象的であったり、その人の感覚から作りだされた独自のストーリーだったりするので、
理解するのが困難なのです(日本語でもそうかもしれませんがね)。
しかし、西洋人はこの手の表現が好きなので頭をやわらかくして理解することが必要になってくるのです。
この30日目の内容はそんな実践英会話の準備に適した内容といっていいでしょう。
本当にある実際の英会話って感じですね。
みなさんも最後の一日をおもいっきり楽しみながら学習して役立ててください!
たった30日で英語脳を育成し友達に差をつける最新英語上達法
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【30日間をふり返って】
30日間を通して自分が感じたことは、
「やはり耳から入った情報を元にしておこなう英語学習は楽ではない」ということ。
何かを目にしたり、読んだりしたうえで英語の学習をするほうが正直ずっと楽なのである。
だけど、そんなことをずっと繰り返していても英語の壁を突き破ることは絶対に出来ないのです。
30日間英語脳育成プログラムを通して、
日
本人にとって必要なのは音による英語の学習であることは間違いないことを確信しました。
大変=苦手分野、なのです。
英語環境の生活にかなり慣れた私でも、元々は耳での英語(英語の音)を苦手としたタイプ。
現在でも耳での英語学習には文字情報の英語学習と比べてずっと労力を費やすのだなとあらためて感じました。
この教材で使われている英語のレベルは文字情報(単語や文法)レベルでみればけっこうやさしいです。
しかし、音情報(聞き取りや発音)レベルで見た場合、けっして易しいとは言い難いでしょう。
ここにヒントが隠されています。
もしあなたがこの教材をそのように感じたら、あなたの英語レベルはバランスが取れていないということです。
文字情報レベルの英語ばかりが上達して、音情報レベルの英語が追いついていないのです。
もし、あなたの英語が文字情報と同じレベルまで音情報がアップすれば、
実はかなり英語を使いこなせることになるのです。
もちろん、もっと単語を覚えたり文法の精度を上げたりすることも大切です。
しかし、そちらばかりに力を入れていると、さらにバランスが崩れていくだけともいえるのです。
もし、現在のあなたの英語レベルのバランスが均等でないとしたら、
あなたが今後取り組むべき課題は、音情報の英語レベルアップでしょう。
私が思うには、ほとんどの日本人の文字情報の英語レベルはそこそこ高いはずです。
したがって、そのレベルまで音情報の英語レベルをもっていければ、かなりの英会話をこなすことができるはずなのです。
このことは、あなたが実際に使える英語力を身につけるための重要なキーポイントです。
30日間英語脳育成プログラム初級編は、英語初級者の方にもおすすめできますが、
英語中級者以上の人にも十分おすすめできます(もちろん中級編をいきなりはじめてもいいですが)。
何故かというと、初級編でも学べることは沢山あるからです。
私にとってもこの初級編はけっこうやさしいレベルではありました。
一度会話を聞けば内容はほぼ完璧に理解出来ましたから。
でも、その中からでも、英語の正確さやネイティブ流の話し方などたくさんのことを吸収することができました。
教材は学習者の意識次第でどのようにもなります。
適当にやればただそれだけの教材ですし、
この教材から何か学んでやろう!という心意気があれば
実に様々なことを吸収することができるのです。
この教材は間違いなくそんな心意気を刺激してくれるような教材でした。
だから私も新たにいろいろなことを吸収出来たのです。
そして、
30日間英語脳育成プログラムの効果的な学習方法のヒントを申し上げると、
それは「先をいそがない」ということです。
教材の公式ホームページにも書いてありますが、この教材は最短30日で終わらせることが出来ます。
しかし、 あなたのペースで2,3ヵ月かけて取り組んでもよいとも書いてあります。
教材に取り組むと、それぞれのステップで「最低**回は聞いてください」といった指示があります。
この回数は厳守することをおすすめします。
ある程度聞いたり学習した時点で、「この位でいいから次のステップに行こう」というようなことはしないほうがいいでしょう。
毎日の各ステップで「もうこれが限界だ」っていうくらいまでやって、それを30日分続ける。
もし、1日分をしっかりとやるのに2,3日かかってしまうとしたらそれはそれでいいのです。
適当にやって1日で済ますより、じっくりとそれぞれのステップを取り組んだほうが絶対に効果があります。
このことが【30日間英語脳育成プログラム】であなたの英語力を確実にアップさせる大切なポイントとなってきます。
絶対に守ってくださいね。
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いかがでしたか、私が体験した「30日間英語脳育成プログラム初級編」の体験レポートは?
あなたの英語教材選定のお役に立てましたか?
下記のロゴをクリックすると、教材の公式ホームページをチェックできますので是非覘いてみてくださいね。
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