英語の勉強をしていてぶつかる壁のひとつに「語彙力」というのがあります。英単語をある程度知っていないと、英語はどうにもなりません。英語を「読む」「書く」「話す」「聞く」ことの基本は英単語です。語彙力を身につけるというのは、英語の基本中の基本ということになります。絶対に身につけなければならない課題です。
しかしながら、この英単語力をアップする作業は実はけっこうたいへんです。もしかしたらあなたも身をもってこの苦労は体験されているかもしれませんが、英単語を覚えることもたいへんだし、それ以上に難しいのが一度覚えた英単語を忘れずに覚え続けているということです。
もちろん覚えた直後はなんだか覚えた気がするものです。しかし、3日後、1週間後、半月後、1ヵ月後、そして半年後、ましては1年後に、おぼえたはずの英単語のいったい何パーセントをあなたは実際に忘れずに覚えていられるでしょうか?アルクさんの資料によると1週間後には70%は忘れ、2週間後には約90%は忘れてしまうというのです。そうなると1年後はいったい何%?1年後にはほとんど頭に残ってないということですよね。
私の経験からもこの数字は「確かに...」と思わされます。一生懸命作った単語帳とかを何ヶ月後かに復習しようとして見返してみると、ほとんど忘れてしまっているんですよね。せっかく努力して覚えた英単語がまったく頭に残ってないなんて、と思うと悲しくなりますよね。
やはり英単語をきちんと忘れずに覚えていくということは重要です。覚える必要がある英単語の種類は大きく分けて、1.アクティブ・ボキャブラリーと、2.パッシブ・ボキャブラリーの2種類があります。1のアクティブ・ボキャブラリーは日常会話等でスピーカーが能動的に使用する頻度が高い英単語のことで、会話や文書等でコミュニケーションをとっていく際には必須の英単語となってきます。ボキャビルマラソンMUSTでは、この領域の英単語の習得を目指していきます。
2のパッシブ・ボキャブラリーというのは能動的に使用することは少ないけれど、新聞や雑誌の記事を読んだり、ニュースやドキュメンタリー番組を見たり聞いたりする際といった受動的な状況で必要となってくる英単語のことです。ですので、日常会話で使わないような英単語も出来るだけ多く覚えていく必要があります(このレベルの英単語はワンランク上のレベルのボキャビルマラソン・パワーアップコースで習得できます)。
ボキャビルマラソンMUSTで習得していくアクティブ・ボキャブラリーはそれほどむつかしくない英単語もありますが、これらの単語は完璧にマスターする必要があります。比較して説明しますと、パッシブ・ボキャブラリーは見たり聞いたりするときに意味を理解出来ればいいのですが、アクティブ・ボキャブラリーは、英単語の意味をほとんど頭で考えることなく瞬時に(日本語を使うときのように)能動的に使いこなすことが求められるのです。
このアルク・ボキャビルマラソンMUSTは、日常会話頻出語として、ノンネイティブ・スピーカーに必要な3,000語(アクティブ・ボキャブラリーの領域)を厳選しています。この領域の英単語は能動的に使いこなせる域までもっていって下さい。
ボキャビルマラソンMUSTは「竹蓋Vメソッド」というテクニックにより11週間後の語彙定着率は93%と驚くような数字を示しています(普通なら10%以下になってしまうところを)。とにかく単語力をつける上で、一番の問題点は語彙定着率であることは間違いありません。これさえ克服できればあなたの語彙力は確実にアップしていきます(これは断言出来ます)。
繰り返して学習していくという、オーソドックスでありつつも一番効率的な方法をカリキュラムに取り入れたボキャビルマラソンMUSTの方式は私も納得のいく手法です。
とにかく語彙を定着させることが出来なかったら、それまでに費やした時間はまったくの無駄になってしまうことを忘れないで下さい。語彙を定着させることが出来て、はじめてそれまでに費やしたあなたの時間が有益であったと言えるのです。是非このボキャビルマラソンMUSTを活用し、あなたの大切な時間を無駄にすることなく有益な学習をしていただけたらと思います。
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