アルクの1000時間ヒアリングマラソンは、これぞ本気で取り組む究極のトレーニング。1日3時間を毎日続けて1年間で1000時間のリスニングを達成するというものです。最初のうちは英語って5分間真剣に聴いたただけで脳がくたくたになるんですよね。私の場合も、まぶたを閉じて30分間真剣に聞こうと取り組むと、途中で絶対に眠ってしまった(笑)。途中で脳が飽和状態になって意識が飛んでいってしまうんです。あなたもそんな経験はありませんか?
なので1日3時間、しかも毎日というのがいかにハードかは容易に想像できます。それと同時に、それを成し遂げた後にいかにレベルアップ出来ているかも容易に想像できます。耳から英語を理解するためのリスニング・トレーニングで重要なことは「たくさんの英語を聴くこと」と「集中して英語を聴くこと」です。毎日3時間英語を聞きつづけなければならない「アルク・1000時間ヒアリングマラソン」が量的に十分であることは間違いありません。
また、集中して英語を聴くためには本人の集中力が必要なのはもちろんですが、教材として内容がいかに興味が持てるかではないでしょうか。どんなに集中して取り組もうと思っていても、教材の内容がつまらなかったら続けるのは困難です。その点この「アルク・1000時間ヒアリングマラソン」は、毎月最新ニュースや映画情報、著名人インタビューなどの興味深い情報が満載のマンスリーテキストと、有名・人気誌でもある英語情報・英語学習誌『English
Journal』(CD付)をベースとした教材が送られてきます。
この内容はいたって評判がいいです。この内容にケチをつけている人を聞いたことはありません。毎月の新鮮な情報と受講者をあきさせないように考えられた質の高い内容がこの評判を作っているんだと思います。受講者のやる気と継続する心を支えているのは、この教材では新鮮な生きた「生の英語」が使われているところによるのが大きいのかもしれません。そういう内容でなければ1000時間聴き続けることなど無理だということでしょう。
「アルク・1000時間ヒアリングマラソン」が勧める学習の進め方の基本は「多聴」と「精聴」です。沢山の量の英語を聴いておおまかな内容を把握することと、集中して細部まで英語を聴いて、内容の正確な理解を目指すという2本立てで学習を進めていくことです。どちらもヒアリング力アップには必要であり、この二つをバランスよく組み合わせることにより効果的に成果が得られると「アルク・1000時間ヒアリングマラソン」では述べています。
ただしここで私から注意しておきたいのは、「多聴」といってもただぼけ~っと聞き流すのでは駄目だということです。おおまかな内容を理解できる程度には集中して聞いておく必要はあるということです。時々「英語をBGMとして流しておくだけでもリスニング力はつく」などとうたっている勉強法や教材を見かけますが、そんな虫のいい話はありません。
英語のリズムが若干身に付くかも(?)しれませんが、それでリスニング力をつけようと思っても、普通の人は一生かかっても無理でしょう。「ずっとBGMで流しておけばその中で時々集中して聞くこともあるから・・・」などともいっている場合もありますが、それでも何十年かかるかわかりません。本気でリスニング力をつけたければ、かなりの集中力を必要とした上での「多聴」「精聴」が求められるのです。
これはキツイですがしょうがありません。この厳しいトレーニングを自分に課すためのもってこいの教材が「アルク・1000時間ヒアリングマラソン」だということです。リスニング力、そして真の英語力を本気で身につけたいと心に誓った方は是非トライして欲しい教材です。
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